[間違えやすい問題] もしもし検定 2022年5月3級

6月のもしもし検定受験、おつかれさまでした。

もしもし検定を主催している公益財団法人日本電信電話ユーザ協会より、
5月3級の正答率が低かった問題2問が公開されています。
3級を受験された方は、ぜひ答え合わせをおこなってみてください!

 

●1問目

お客様への敬語の使い方で、間違っているのはどれですか。次の中から1つ選びなさい。

1.「別の物とお取替えになりますか?」

2.「別の物とお取替えされますか?」

3.「別の物と取替えられますか?」

4.「別の物とお取替えなさいますか?」

 

 

 

【正解】2

1は、尊敬表現の「なる敬語」のパターン「お(ご)~なる」で問題ありません。

3は、尊敬の助動詞「れる」がついた「れる敬語」で問題ありません。

4は、少し古いですが尊敬表現のパターン「お(ご)~なさる」で問題ありません。

2は、謙譲表現のパターン「お(ご)~する」に、尊敬の助動詞「れる」がついた形で、お客様を立てることにはなりません。

 

 

 

●2問目

次に7つ挙げた「あいさつ」の言葉の中で、敬語が使われていない言葉はいくつありますか。次の選択肢の中から1つ選びなさい。

ア.「おはようございます」

イ.「こんにちは」

ウ.「こんばんは」

エ.「行ってまいります」

オ.「行ってらっしゃい」

カ.「ただ今」

キ.「お帰りなさい」

 

【選択肢】

1.2つ

2.3つ

3.4つ

4.5つ

 

 

 

【正解】2

ア~キまでで、敬語が使われているのは、4つあります。ア、エ、オ、キ、です。

「おはよう」の「お」は尊敬語。「お早いですね」の略と言われます。「行って来ます」の「ます」は丁寧語。

「行ってらっしゃい」は「行っていらっしゃい」の詰まった言い方で、「いらっしゃい」は尊敬語「いらっしゃる」の命令形です。

「お帰りなさい」は「お~なさる」型の尊敬語の命令形です。

「こんにちは」「こんばんは」「ただ今」には敬語の成分が無いので、「こんにちは」「こんばんは」では、「お疲れ様です」とか、

「ただ今」では「ただ今戻りました」と言うようにと指導を受けますが、ビジネスでも親しい間柄では、敬語成分が省略されていても、

気持ちのこもった音声でカバーできると考えるべきです。