[もし検チャレンジ]1級試験☆(No.10 個人情報)
もしもし検定のNSGコーポレーションです☆
こんにちは☆
皆様に、1級の過去問題をご紹介いたします。
個人情報です。
【問題】
個人情報保護法上、行事で撮影された写真などを、施設内に展示したり、
職員に提供したりする場合に関する以下の記述のうち、
①~④までの項目でそれぞれ過っているものの個数はいくつですか。
下記の選択肢の中から1つ選びなさい。
① 個人情報保護法において、第三者提供に際して本人の同意を得なければならないのは、
個人情報データベース等を構成する個人情報(個人データ)の取扱いである。
② 行事で撮影された写真等については、そのまま保存するような場合は、通常、
特定の個人情報を容易に検索できるものとは言えないので、個人情報ではない。
③ したがって、2のような写真等は「個人データ」には該当しないため、
事業者が、それを展示したり、ホームページや広報誌に掲載したり、
関係者に提供したりすることについて、個人情報保護法第23条の
本人の同意を求める手続きは必要ない。
④ しかし、写真などにより本人を識別できる場合には、
少なくとも「個人情報」に該当するので、利用目的を公表等する必要がある。
1. 1つ
2. 2つ
3. 3つ
4. なし
さて、正解は『4』です。
個人情報保護法において、第三者提供に際して本人の同意を得なければならないのは、
個人情報データベース等を構成する個人情報(個人データ)の取扱いについてである。
行事で撮影された写真等については、そのまま保存するような場合は、通常、
特定の個人情報を容易に検索できるものとは言えない。①、②は正しい。
このような場合、その写真等は、「個人データ」には該当しないため、
事業者が、それを展示したり、ホームページや広報誌に掲載したり、
関係者に提供したりすることについて、
個人情報保護法23条の本人の同意を求める手続きは必要ないが、
その写真などにより本人を識別できる場合には、少なくとも「個人情報」に該当するので、
利用目的を公表等する(法18条)ほか、例えば、展示期間を限定したり、
不特定多数の者への提供には本人の同意を求めたりするなどの自主的な取組が必要である。
従って全て正しい。
したがって、4が正解です。
※2014.6月号 テレコムフォーラム掲載問題(1級問題より)