[間違えやすい問題] もしもし検定 2024年6月2級

6月のもしもし検定受験、おつかれさまでした。
もしもし検定を主催している公益財団法人日本電信電話ユーザ協会より、
6月2級の正答率が低かった問題2問が公開されています。
2級を受験された方は、ぜひ答え合わせをおこなってみてください!

 

 

【1問目】

「~やすい」は、動詞の後ろに付けて形容詞を作ります。ただし、付き方の決まりがあります。
次の4つの「~やすい」の例で、文法として正しいものはどれですか。1つ選びなさい。

1.「お話(はなし)しやすいメンバーばかりで助かりました」
2.「お求めやすいお値段のお弁当でございますよ」
3.「お歩きやすいウォーキングシューズをください」
4.「お食べやすいようにカットをいたしました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【正解】1
【解説】
「~やすい」「~にくい」は、「動詞の連用形」に付きます。ところが、丁寧に敬語化するあまり、
うっかり、動詞の連用形の前に「お(ご)」を付けてしまう言い方が一般的になって来ていますが、文法的には間違いです。
2.「お求め・やすい」は「お」を付けたため、「お求め」という名詞に「やすい」が付いているので間違いです。
「お求めになりやすい」または「求めやすい」が正しい言い方です。
3.「お歩き・やすい」は「お」を付けたため、「お歩き」という名詞に「やすい」が付いているので間違いです。
「歩きやすい」が正しい言い方です。
4.「お食べ・やすい」は「お」を付けたため、「お食べ」という名詞に「やすい」が付いています。
「お食べになりやすい」または「召し上がりやすい」「食べやすい」が正しい言い方です。
1.の場合は「お話」(名詞)+「し」(サ変動詞)+「やすい」という構造になっていて、文法的に他とは違い、
正しい言い方です。「話しやすい」(動詞)でも間違いではありません。

 

 

 

【2問目】

電話応対はもとより、ビジネスにおけるコミュニケーションは、時代とともに変化しています。
近年は、「社会の先行きが不透明で、将来の予測が困難である状況」といわれており、
コミュニケーションは多様化しています。この近年に見られる状況を表す言葉を1つ選びなさい。

 

1.V U C A
2.B U C A
3.V U K A
4.B U K A

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【正解】1
【解説】VUCA(ブーカ)は、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、
Ambiguity(曖昧性)という4つの単語の頭文字をとった言葉です。