[間違えやすい問題]もしもし検定 2025年8月1級

もしもし検定のNSGコーポレーションです☆

 

もしもし検定を主催している公益財産法人日本電信電話ユーザ協会から

7月3級の正答率が低かった問題が2問、公開されました。

 

是非、試験対策、学習にお役立てください☆

【問1】

マスコミで人気の出て来たタレントに、自社のPR誌に「会社訪問」のリポートを依頼することになりました。
広報担当のあなたは、原稿料についてタレントに次のように伝えました。
選択肢の中で、問題のある言い方はどれですか。1つ選びなさい。

1.「原稿料として10万円を差し上げます」
2.「原稿料として10万円をお支払いいたします」
3.「原稿料は10万円でございます」
4.「原稿料は10万円とさせていただきます」

 

 

 

 

 

 

 

 

【正解】1
【解説】
「差し上げる」は「やる」の謙譲動詞です。しかし、「やる=与える」という意識が強く感じられて、相手を立てると言うより、上から目線に受け取られる場合があります。
しかも、相手には、原稿料は仕事の対価として当然受け取るべきものという思いもあるでしょう。
選択肢の2~4は問題ありません。

 

 

【問2】

年中行事とは、1年を通して季節や特定の時期ごとにおこなわれる行事のことです。
中でも、五節句は、1年に5回、それぞれの季節の節目に神様にお供え物をして邪気を払い
無病息災を願う年中行事です。
次の中で、五節句に当てはまらないものはどれですか。1つ選びなさい。

1.1月1日 お正月
2.3月3日 雛祭り
3.5月5日 こどもの日
4.7月7日 七夕祭り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【正解】1
【解説】
五節句とは、1月7日の人日(じんじつ)の節句、3月3日の上巳(じょうし)の節句、
5月5日の端午(たんご)の節句、7月7日の七夕(しちせき)の節句、9月9日の重陽
(ちょうよう)の節句を言います。五節句の日付から、1月7日を除いて、奇数の同じ数字の
組み合わせになっています。これは、五節句の発祥である中国では、1,3,5,7,9の奇数を
陽の数字(陽数)、2.4.6.8の偶数を陰の数字(陰数)と考える陰陽思想があることから、
縁起の良い陽数が重なる日になっているものです。しかし陰陽思想には「陰極まれば陽に転じ、
陽極まれば陰に転ず」という言い伝えがあり、「陽が重なれば陰も極まる、縁起が良すぎるとよくない」という考えから、節句の日には邪気払いの行事が行われるというわけです。また、人日の節句は1月7日ですが、これは1月1日はお正月で特別な日であるため、1月7日になったとも言われています。
したがって、1月1日のお正月は節句ではありませんので、五節句に当てはまらないものは1です。