~ おめもじ <女房言葉(にょうぼうことば)>~

もしもし検定のNSGコーポレーション

 

昨日、「おめもじ」・・・という言葉で社内で盛りあがったという返信メールを

お客様からいただきました。何気なくいつも使っている「おめもじ」・・・・・

なるほどと思い、ブログで紐といてみようと思います。

(4人の中で、お一人だけご存じだった様です)

 

室町のころから、宮中に仕える女性たちの間で使われるようになった隠語を

「女房言葉(にょうぼうことば)」と言います。「お目もじする」「会う」

敬語で、自分のことをへりくだって言う謙譲語にあたります。似た言葉は他に、

「お目見えする」「お目どおりする」「拝顔する」などがありますがニュアンスが

少しづつ異なります。主に女性が目上の人に対して使う場合がほとんどです。

 

男性が使うと違和感を覚える人もいると思います。大事な顧客や関係者に向けての

気持ちのこもった手紙などで使うと上品な印象を与えます。

 

「文字詞(ことば)」にも分類され、漢字では「御目文字」と書きます。

文例をあげてみます。

「ぜひ一度、お目もじしたく存じます」

「またのお目もじを心待ちにしております」

「お目もじ叶いましたら光栄です」

「お目もじの上、〇〇させていただきます」

「〇〇様とのお目もじ、楽しみにいたしております」

等々です。ちなみに、私は昨日、久しくご無沙汰していたお客様にお会いした後の

御礼のメールに「おめもじ、嬉しかったです」と会話の続きのごとくフランクに

したためました。

 

「女房言葉(にょうぼうことば)」「文字詞(ことば)」なども、時々、もしもし検定に

出題されています。この機会に、さらっと頭の片隅に留めておいてはいかがでしょうか。

女郎花(おみなえし) 秋の七草の一つ  花言葉 「美人」「親切」

E.S