お花見のはじまり

もしもし検定のNSGコーポレーションです!
千葉の桜は、満開を過ぎて花吹雪になっています。

 

皆さんお花見はおこないましたか?
今年は寒い日が続き桜が長持ちしたおかげで、長く楽しむことができました。

「桜」は日本人にとって、特別な花ですよね?
そこで、お花見の起源について調べてみました。

起源も諸説ありますが、この2つが主流です。

 

①貴族が宴としておこなった

奈良時代に唐から大陸文化流入し、唐で愛されていた「梅」が貴族の間で人気になります。
この時代のお花見は「桜」ではなく「梅」を観て歌を詠んだり、宴をしていました。

 

平安時代になり、遣唐使が廃止されると国風文化が広がり、「梅」から「桜」を貴ぶようになります。
お花見も梅から桜に変わり、この時「桜」をテーマにした、たくさんの和歌が生まれています。

 

その後、武家の間でも流行し、豊臣秀吉の「醍醐の花見」は醍醐寺に桜の花700本を移植し、
1300人以上を招いた豪華さで有名です(観てみたい!)

 

②農民が桜の木にやどった
「田の神様」をもてなす豊作祈願の行事

山にいた田の神様が春に里に下りてきて桜の木に宿ると開花すると考えられており、
開花すると農民が集まり宴会をしながら料理やお酒を供え、豊作を願って神様をもてなしたそうです。
桜の咲き具合により収穫を占ったりしました。

 

 

 

 

 

現在のスタイルは、庶民の行楽になった江戸時代から。
桜の品種改良がおこなわれるようになり、様々な場所で楽しめるようになりました。
江戸時代の都市計画で幕府が隅田川や飛鳥山などの桜の植樹をおこない、現在も名所となっています。

 

いかがでしたでしょうか?
お花見は奈良時代から続く伝統的な行事でした。
花を観て四季を楽しむ。奈良時代の日本人も似たような感性を持っていたのですね。

 

最後に『小倉百人一首』/紀友則 の歌を。

”ひさかたのひかりのどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ”

(慌ただしく散る桜を惜しむ気持ちの歌)