[エッセイ] 病も 老化も気から?

日本には『病は気から』という言葉がありますが、
最近の研究で『老化も気から』ということが明らかになってきたそうです。

 

『 自分は若い!まだまだイケる! 』 と思っていると、一般的によく言う『気が若い』ということだけでなく、
本当に肉体も若くなるそうです。
何だか眉唾の話のような気がしてしまいますが、 ハーバード大学で、年配の男性を対象ある実験が行われています。

 

その男性の方々が若い頃の年代に流行ったもの、当時の思い出につながる品々、例えば、当時の音楽、新聞雑誌、テレビ、ラジオなどに囲まれた場所で一週間を過ごしてもらったそうです。

実験に参加された半数の方たちには、その当時を懐かしく思いながら毎日を過ごすように指示され、残りの半数の方たちには今現在がその当時であるかのように、その当時の自分に戻ったつもりで、現在形の言葉を使いながら過ごすように指示されたそうです。

 

そうすると、この実験の前後にした体力測定や知能テストに驚きの変化、結果が出たそうです。
その当時にタイムスリップ、若返ったと思って生活をしたグループの方たちは、見た目が3歳ほど若く、聴力、視力、記憶力、体力も向上し、姿勢や柔軟性も改善し 、多くの方の知能指数も向上していたということです。

 

人は自分に対して『 歳をとってしまった、、、 』『歳を とっている から 、、、 』 と思うことで、見た目が老けるだけでなく、身体も老化してしまうという研究結果もあるそうです。
エール大学の研究で、歳をとることに対してポジティブな意識を持っている方の方が、ネガティブな捉え方をしている方よりも、寿命が7.5 年も長かったそうです。嘘みたいな本当の話なのですが、気持ちのあり方、気の持ちようというのは、とても大切なことなのだなあと改めて感じます。

『自分はまだまだイケてる!』『私、いつも素敵!』『まだまだ若い!』等、自分に対してこう思いこむことで、気持ちも身体も頭脳も何もかも、若々しく歳を重ねることができるのです。気持と身体の健康身体の健康が繋がっているのです。

 

もしもし検定でも、よい電話応対をするために気持ちを整えることや、そのための方法の一つとして腹式呼吸をとても大切にしています。気持ちが健康や若さに繋がるなんてとても不思議です。でも、この不思議な素敵な恩恵を私たちは是非、自分の毎日の中に取り入れる、活用していきたいですね。

 

健康であれば、自然と身体が動き、思考もクリア、気持ちに余裕もでき、仕事も順調に進むことが多くなります。
長い人生、毎日、仕事もプライベートも上手くいくことばかりではありませんが、何かあった時、身体も気持ちも健康であれば、何かあったときの対処もフットワークよくできます。
困ったことを最小限に抑えることができます。

 

今、コロナ禍で気持ちが少ししんどいような毎日ですが、

  • ほんの少し、気持ちをアップする
  • 自分で自分を誉める
  • 自分のチャームポイントをみつける

そんなことをほんの少し、毎日の中に取り入れてみては如何ででしょうか。