[カタカナ言葉] エビデンス

先日、電車に乗っていた時に、ご年配のご夫婦の方の会話が少し聞こえてきました。
『コロナのことをワイドショーとかでやっているときに、『エビデンス』って言葉がよく出てくるけど 、
エビデンス』って、どういう意味なんだろうね?』と、そんな会話をされてました 。

 

(そう思うよね 。)

と私は心の中でひとり思いました。なぜなら、コロナの特集をくんでいるテレビ番組を見ていたときに、母にも同じことを聞かれたからです。昨年の春に初めて、緊急事態宣言が出されたころのことです。

『エビデンス』とは 『 証拠 』 や 『 根拠 』 を表す言葉です。

 

例えば、手術をすることになったとき、 担当医師は、なぜこの手術方法を選んだのか『エビデンス』を示しながら説明するわけです。
同じ手術をされた方達の事例 、手術前後、その後数年の経過などをまとめたデータ等 =『証拠』を使って、その手術方法を選んだ理由=『根拠』を わかりやすく説明してくださいます。その治療法を選んだ科学的根拠、臨床的な裏付けを示しながら説明してくださっているわけです。

 

法務の仕事をしている先輩からは、法律の世界では『証拠』『証拠物件』『証言』といった意味で使われることが多いと聞きました。
大学時代には教授がレポート提出や論文作成のさいに、よく『エビデンス』と言っていました。 そのころは、先生方のその言葉が右から左に消えていっていたような感じでしたが(先生、ごめんなさい(>_<)(>_<))、なぜそう考えるのか『根拠』をきちんと書くようにということだったのだと、今になって思います(苦笑)。

 

もしもし検定でも、相手の方にきちんと伝わるように伝えるために、『1件2結3詳細』を大切にしています。最後の3詳細 の中に 『根拠』『証拠』も 入ってきますね。
そう思うと、何事も色々なことに繋がっていくなぁと感じました。