[困っている事シリーズ] 卒業のマナーアラカルト

もしもし検定のNSGコーポレーションです!

<困っている事シリーズ>何が正しいの?苦手なことの疑問にNSG講師がお答えするシリーズです。

今回は番外編その2。

3月は旅立ちの季節ですね。先日、卒業式終わりのカラフルな袴女子に遭遇し、華やかでとても素敵でした。
そんなご家庭に向けて、第6回『卒業のマナーアラカルト』です。
初めての卒業式ですと、どのような服装でいけばよいのか迷ったり、また、ご親戚へお祝いを贈るにはどのようなものがよいのか?など、プチお悩みポイントがあるかと思います。

卒業は人生の節目のひとつです。無事に学びを終えたことをお祝いしましょう。

 

1.お祝い

新生活で役に立ちそうなアイテムを贈るのが一般的ですが、相手の年齢や好みもあることや、新生活を控えているので物入りなことも多く、自由に使える現金やギフトカードが喜ばれます。

●御祝いを渡す時期
4月には入学や就職も控えていますので、卒業式直後から1週間以内がベストです。
もしお祝いが遅くなるようでしたら、入学(就職)祝いで贈りましょう。(入学祝いの場合は、進路が決定していない場合もあるので、保護者に確認すること)

 

●御祝い金の相場
あくまでも目安です。地域差や家により違いがあるので、確認できる方は身内や親族に相談しましょう。

幼稚園・保育園 小・中学生 高校生 大学生
祖父母 1万円 1~3万円 1万~5万円 1万~5万円
親戚など 5千円~1万円 5千円~1万円 1万~3万円 1万~3万円

 

●表書き・水引きの結び方
「祝御卒業」「御卒業御祝」「御祝」

水引は紅白の蝶結びです。お祝い事なので、何度あってもよいのが理由です。

 

2.お礼

お祝いを頂いたらお返しが気になりますね。
子供の御祝い事は(入学・卒業・就職など)はお返しは不要です。
また、字が書けるようでしたら本人に手紙を書かせるようにしたいものです。
ご近所であれば直接本人がお礼を述べることも良いと思います。(社会性を学ばせる良い機会になります)

 

3.服装のマナー(お母さん編)

●洋服
基本的に、セミフォーマル(準礼装)です。卒業式は旅立ちの儀式でもあるので、ブラックやネイビー、グレーなどのダークカラーのスーツやワンピースが基本。
入学式にも着まわしたい方は、ネイビーをチョイスしましょう。
着物も素敵です。着物を選ぶ際は、主役(子供)より目立たない落ち着いた色や柄を選び、着物の格も意識しましょう。(略式礼装(準礼装))
また、園や学校により雰囲気も違ってきますので、学校や園が一緒の先輩ママに確認できる人は聞いてみましょう。
3月は寒暖差が激しいので、天候をみながらアウターで調節しましょう。

 

 

 

●アクセサリー
上品さがキーです。パールのネックレスやブローチが定番。コサージュも明るいものをつけ、控えめに上品な雰囲気をイメージしてください。
間違ってもゴールドなどのアクセサリーをジャラジャラとつけないように…。

●バッグ
ヘビ柄やキラキラしたパーティバックはNG。洋服にあった、小ぶりのハンドバックを選びましょう。
大き目のバッグはカジュアルになってしまいますので、荷物の多い方は、サブバックと併用しましょう。

●靴・ストッキング
定番は5センチ程度の高さの靴(洋服に合わせた、ダークカラーやベージュやグレーも落ち着きます)
サンダル、ミュール、ヒールのないものや逆にピンヒールのように極端に高くて細いものはNGです。
ストッキングもできればベージュが望ましいです。生足はNGです。

 

いかがでしょうか?
色々とマナーはありますが、一番大事なことは「心をこめて」子供の成長を祝うことです。堅苦しく考えずお祝いをしましょう!

あと、事前にカメラ周りの確認もお忘れなく!(卒園式でカメラが壊れました.涙)