[間違えやすい問題] もしもし検定 2021年8月2級

8月のもしもし検定受験、おつかれさまでした。合否通知もそろそろお手元に届いている頃かと思います。

もしもし検定を主催している公益財団法人日本電信電話ユーザ協会より、
8月2級の正答率が低かった問題2問が公開されています。
2級を受験された方は、ぜひ答え合わせをおこなってみてください!

 

●ツール

パソコンのメールソフトを使って添付ファイルを送信する際、メールに添付する前に気を付ける点を4つ挙げました。次の中で誤っているものを1つ選びなさい。

 

1.ファイル形式(ファイルの種類)が送信先で受け取れるものかどうか。

2.ファイルサイズが送信先で受け取れるサイズかどうか。

3.ファイルパスワードに使う文字は送信先で受け取れる文字かどうか。

4.ファイル名で使用する文字は、送信先で正しく受け取れる文字かどうか。

 

【解答】3

(解説)

選択肢3 ファイルを作成する際にパスワードが設定できる文字列であれば、送信先(受け取る側)もそのパスワードが使えます。送信元と送信先の環境に影響を受けるものではありません。選択肢1のファイルの形式は、exeファイルは受け取れないところが増えています。選択肢2のファイルサイズは、大きすぎると受取拒否されるケースがあります。選択肢4のファイル名は、環境依存文字を含んでいる場合に文字化けしてしまい、正しく受け取れないことがあります。

 

●メディエーション

メディエーションにおいて、紛争に対する姿勢に関して説明している次の単語のうち、自分と相手の双方の利益を重視する立場(Win-Win)と対局にあるものはどれですか。次の中から1つ選びなさい。

 

1.回避

2.競争

3.妥協

4.相手に従う

 

【解答】1

(解説)

紛争に対する姿勢に関してポイントなるのは、自分と相手の利益に対する考え方・態度である。「回避」とは、紛争から逃げる態度で自分も相手にも利益が無い状態となる。「競争」は自分の利益を重視し、相手の利益は重視しない態度、「相手に従う」という態度は相手の利益を重視し、自分の利益を諦めている態度、「妥協」は自分の利益も相手の利益もほどほどにバランスを取ろうとする態度だが、双方ともに満足しない。自分と相手の双方の利益を重視する考え方とはWin-Winの関係、つまり両方が満足できる解決策を見つけようとする「協調」の考え方であり、紛争そのものを避ける「回避」が最も対局にある考え方である。なお、「競争」「妥協」「相手に従う」姿勢は何等かの話し合いが行われているが、「回避」の状態は両当事者の話し合いが行われていない状態、紛争が行われていない、あるいは紛争の存在を認めていない状態であるため、その点でも「協調」と対局にあると言える。