[もし検チャレンジ]1級試験☆(No.7 個人情報)

もしもし検定のNSGコーポレーションです☆

 

皆様に、1級の過去問題をご紹介いたします。

個人情報です。

 

【問題】

電話回線契約を結んでいる電話会社が、光ケーブル通信事業の勧誘電話をかけてきました。

この場合を説明する下記記述のうち、誤っているものの個数を次の選択肢から1つ選びなさい。

 

1.契約の際に取得した個人情報を、別のサービスの案内に利用することは、

  常に、個人情報保護法に違反する。

 

2.個人情報取扱事業者は、個人情報の利用目的を特定し、

  その利用目的の達成に必要な範囲を超えて個人情報を利用する場合は、

  原則として本人の事前の同意が必要である。

 

3.個人情報の利用目的として他のサービスの案内に利用することを

  利用目的として定めること自体は可能であるが、

  契約の時点でその利用目的を定めていなかった場合には、

  他のサービスの案内に利用することについて本人の同意を得る必要がある。

 

4.個人情報取扱事業者は、本人との間で契約を結ぶことに伴って、

  契約書などの書面で個人情報を取得する場合には、

  あらかじめ本人に対してその利用目的を明示しなければならない。

 

 

1. 1個

2. 2個

3. 3個

4. 0個

 

 

 

 

 

さて、正解は『』です。

1は、常に個人情報保護法に反するということではない。

 

その他の記載は、下記のように正しい。

 

個人情報取扱事業者は、個人情報の利用目的を特定し(法第15条)、

その利用目的の達成に必要な範囲を超えて個人情報を利用する場合は、

原則として本人の事前の同意が必要です(法第16条第1項)。

 

個人情報の利用目的として他のサービスの案内に利用することを

利用目的として定めること自体は可能ですが、

契約の時点でその利用目的を定めていなかった場合には、

他のサービスの案内に利用することについて本人の同意を得る必要があります。

 

また、個人情報取扱事業者は、本人との間で契約を結ぶことに伴って、

契約書などの書面で個人情報を取得する場合には、

あらかじめ本人に対してその利用目的を明示することとされています

(法第18条第2項、Q3-6参照)。

 

契約の際に取得した個人情報を他のサービスの案内に利用することを

利用目的として特定していたとしても、

個人情報取扱事業者は、個人情報の取得前に、

本人に対してその旨を明確に示すことが必要です。

 

したがって、1が正解です。

 

※2012.11月号 テレコムフォーラム掲載問題(2012年10月1級試験より)