[もし検チャレンジ]2級試験☆(No.14 アサーション)
もしもし検定のNSGコーポレーションです☆
皆様に、2級の過去問題をご紹介いたします。
アサーションです。
【問題】
相手と意見が対立してケンカになりそうになった時、
受身的(パッシブ)な態度や考え方とアサーティブな態度や考え方の対比として、
不適切なものを、次の中から1つ選びなさい。
1.受身的になると自分よりも相手の意見を優先し、
アサーティブになると相手よりも自分の意見を優先する。
2.受身的になると相手の言いなりになり、アサーティブになると自分の考えを大事にする。
3.受身的になると人間関係に波風を立てないことを最優先させるが、
アサーティブになると、その結果人間関係に波風が立つこともある。
4.受身的になると対立を怖れて自分の意見をひっこめるが、
アサーティブになると対立を覚悟の上で自分の意見を主張できる。
さて、正解は『1』です。
アサーティブな考え方や態度とは、自分も相手も尊重するというものです。
相手をないがしろにして自分を優先するのは攻撃的な態度であり、
反対に、自分をないがしろにして相手を優先するのは受身的であるといえます。
相手と意見が異なり対立しそうな場合でも、アサーティブであれば、
どちらか一方を優先したりおとしめたりすることなく、
自分も相手も尊重して、率直に、誠実に、対等に、自分の考えを主張できるのです。
相手とケンカになりそうなとき、
1.の「相手よりも自分を優先する」のは、アサーティブであるよりも
「攻撃的」であるといえるでしょう。
2.対立の場面で、受身的だと相手の言いなりになりますが、
アサーティブになると相手と意見が違ったとしても、自分の考えや感情を尊重することができます。
3.受身的であると、相手の感情を害することを怖れてなるべく波風を立てないようにしますが、
アサーティブであると波風が立ったとしてもそれは自分が選んだ結果であると引き受けることができます。
4.受身的になると対立を怖れるがあまりに自分の意見をひっこめてしまいがちですが、
アサーティブであれば相手と違った立場であっても相手を尊重しながら自己主張することができます。
したがって、最も不適切なのは1.であると言えます。
したがって、1.が正解です。
※2013.1月号 テレコムフォーラム掲載問題(2012年12月2級試験より)