[もし検チャレンジ]2級試験☆(No.15 アサーション)
もしもし検定のNSGコーポレーションです☆
皆様に、2級の過去問題をご紹介いたします。
アサーションです。
【問題】
隣に座っている同僚のAさんが、自分が仕事をしている最中に色々と話しかけてきます。
仕事の話から始まり、昨夜のテレビの話や人間関係の悩み、上司や取引先の愚痴など、
いつも最低20分くらい話を聞かされる羽目になっています。
仕事に集中できずに困っているため、そのことを伝えたいと思っています。
攻撃的、受身的、作為的、アサーティブな対応のそれぞれの正しい説明はどれでしょうか。
次の中から1つ選びなさい。
1.攻撃的な対応 → 「仕事中なので、やめていただけませんか」と、相手の顔を見てはっきりと言う。
2.受身的な対応 → 「この忙しい時に話を聞かされると、仕事が全然はかどらないよ」と、
Aさんに聞こえるように別の同僚に愚痴る。
3.作為的な対応 → 「Aさんのお話を聞きたいのは山々なのですが、今集中したい仕事があるんです。
お昼頃でもいいでしょうか」と、状況をはっきり伝える。
4.アサーティブな対応 → 「Aさんは話をしたいのだから、関係を崩さないためには聞いた方良い』
と考えて、あるべく相手の気持ちを尊重して聴くようにする。
さて、正解は『1』です。
アサーティブな対応は、攻撃的、受身的、作為的になることなく、
自分も相手も尊重して、誠実、率直に、自分の要望や気持ちを伝えるコミュニケーションです。
上記の場合、
1.であれば、相手のニーズを尊重することなく自分の要求だけを伝えているため、
攻撃的な対応であるといえます。
2.は、相手に直接言わないで相手に罪悪感を持たせるようにコントロールしている意味で、
作為的な対応であると言えます。
3.は、自分のニーズ(仕事に集中したい)と相手のニーズ(話を聞いてもらいたい)を
どちらも大切にしているので、作為的ではなく、アサーティブな対応だといえます。
4.は自分のニーズよりも相手のニーズを尊重して、自分の要求をひっこめているため、
アサーティブではなくて受身的な対応であるといえます。
したがって、1が正解です。
※2013.7月号 テレコムフォーラム掲載問題(2級試験より)