[もし検チャレンジ]2級試験☆(No.20 アサーション)

もしもし検定のNSGコーポレーションです☆

 

皆様に、2級の過去問題をご紹介いたします。

アサーションです。

 

【問題】

同僚のAさんは仕事がよくできるベテランですが、自分で勝手に判断してマニュアルを守りません。

「マニュアルに従ってもらいたい」ということを伝える場合に、

受身的(パッシブ)な態度や考え方と、アサーティブな態度や考え方を比べた記述の中で、

不適切なものを、次の中から1つ選びなさい。

 

1.受身的になるとAさんの気持ちを優先して自分が我慢することを選ぶが、

      アサーティブになるとAさんの気持ちよりも「みんなが困る」という気持ちをストレートに伝える。

 

2.受身的になると対立を怖れて何も言えなくなるが、アサーティブになると

      対立するかもしれない状況を考えた上で「今は言わない」ということを選択する。

 

3.受身的になると「Aさんはどう思うか」を最初に考え、

      アサーティブになると「この状況に対して自分はどう思い、どうしたいのか」を考える。

 

4.受身的になるとAさんとの人間関係に波風を立てないことを最優先するが、アサーティブになると、

      その結果「人間関係に波風が立つことも覚悟して」自分の行動を考える。

 

 

 

 

 

 

さて、正解は『』です。

アサーティブな考え方や態度とは、自分も相手も尊重するというものです。

相手をないがしろにして自分を優先するのは攻撃的な態度であり、

反対に、自分をないがしろにして相手を優先するのは受身的であるといえます。

相手と意見が異なり対立しそうな場合でも、アサーティブであれば、どちらか一方を優先したり

おとしめたりすることなく、自分も相手も尊重して、率直に、誠実に、対等に、

自分の考えを主張する、あるいは主張するかどうかの選択をすることができます。

 

相手との意見が対立する時、

1の「みんなが困る」とストレートに言うことは、アサーティブであるよりも「攻撃的」です。

2.対立の場面で、受身的だと結果を怖れて黙りますが、アサーティブになると

相手と結果を考えたうえで「言うか言わないか」の選択をします。

3.受身的であると、相手の気持ちを最初に考えますが、

アサーティブであれば、自分の感情に誠実になって自分自身の行動を選びます。

4.受身的になると波風を立てないことを常に考えますが、

アサーティブであれば人間関係で生じる葛藤を引き受けることができます。

したがって、不適切なものは1であると言えます。

 

したがって、1が正解です。

 

※2014.10月号 テレコムフォーラム掲載問題(2級試験より)