[もし検チャレンジ]2級試験☆(No.28 アサーション)
もしもし検定のNSGコーポレーションです☆
皆様に、2級の過去問題をご紹介いたします。
アサーションです。
【問題】
アサーティブな自己表現には自己表現の権利があります。
この際の自己表現の権利(アサーション権)について、
次の記述のうち不適切なものはいくつありますか。
次の選択肢の中から一つ選びなさい。
ア.アサーション権とは、誰もが等しく持っている自己表現の権利である。
イ.アサーション権とは、相手の権利を侵害することなく、自分の意見や感情を表現する権利である。
ウ.アサーション権を行使すれば、相手に気持ちよく「イエス」と言ってもらえる。
エ.自分の役割や立場、相手の状況に応じて、アサーション権を行使しない方が良い場合もある。
オ.アサーション権を行使する際には、行使した結果の責任を負わなければならない。
1.一つ
2.二つ
3.三つ
4.四つ
さて、正解は『1』です。
アサーティブの自己表現の権利(アサーション権)は、自分の意見や感情、要望などを、
相手の権利を侵害することなく表現することのできる権利です。
これは、相互尊重のコミュニケーションを進めていくうえで非常に大切な考え方であり、
人間関係の土台となるものです。
とはいえ、一人ひとりがアサーション権を持っていたとしても、
それを行使するかどうかは状況に応じて判断し、選択しなければなりません。
そして、アサーション権を行使した結果、行使しなかった結果の責任については
自覚的である必要があるのです。
その意味で、設問を考えてみると、
(ア)は正しい、
(イ)は正しい、
(ウ)は、アサーティブであれば、
相手にも「イエス」「ノー」と言う権利があることを認めることなので、
アサーション権で相手の「イエス」を引きだすことにはなりません。
(エ)は正しい、
(オ)も正しい。
したがって、1が正解です。
※2017.9月号 テレコムフォーラム掲載問題(2級試験より)