[もし検チャレンジ]2級試験☆(No.41 メディエーション)
もしもし検定のNSGコーポレーションです☆
皆様に、2級の過去問題をご紹介いたします。
メディエーションです。
【問題】
メディエーションにおいて傾聴のスキルを活用するの目的のうち、最も重要なものはどれですか。
次の中から一つ選びなさい。
1.当事者の要求・主張を明確にするため
2.当事者の利害・本音を分析するため
3.当事者の課題を効率的に解決するため
4.当事者自身に十分に話してもらうため
さて、正解は『2』です。
当事者自身に十分話してもらうのは、当事者の要求・主張を明確にする意味でも当然である。
しかし、当事者が話す要求・主張は「氷山の一角」であり、
その背後にある表現しきれない利害・本音は、当事者自身が自覚出来ていない場合もあり、
それを分析するためにも十分に傾聴する必要がある。
傾聴スキルを活用する最も重要な目的は、
当事者の要求・主張の背景にある利害・本音の探索のためである。
また、当事者の課題解決は、当事者の要求・主張の背景にある利害・本音を探索しながらになるため、
効率的な解決方法とは言い難い。
よってメディエーションにおける傾聴は効率的に進めることが目的ではない。
※2021.9月号 テレコムフォーラム掲載問題(2級問題より)