[もし検チャレンジ]2級試験☆(No.6 アサーション)

もしもし検定のNSGコーポレーションです☆

 

皆様に、2級の過去問題をご紹介いたします。

アサーションです。

 

【問題】

あなたは後輩の職場での態度に不満を持っています。

職務態度を改めてほしいという自分の要求と不満の感情をどのように表現するのが

アサーティブな表現でしょうか。

最も適切なものを次の中から1つ選びなさい。

 

 

1.不満であることは相手を傷つけるので表現すべきではない。

2.自分が不満であることを伝える時は、客観的な事実を述べた後、

  「私も困っている」「心配している」と伝える。

3.「むかついている」「あなたのせいで迷惑する」とストレートに表現する。

4.相手をにらみつけるなど、態度で表現するのが最も有効である。

 

 

 

 

 

さて、正解は『』です。

自分の感情を適切に言語化することは、アサーティブなコミュニケーションの重要な柱の一つです。

自分も相手も責めることなく、感情的に振舞うこともなく、適切に気持ちを言語化することが、

アサーティブなコミュニケーションでは求められています。

 

感情を表現する場合は、相手を責めるような表現

(「あなたにむかつく」「あなたのせいで迷惑している」)でも、

相手を罵倒する表現

(「ばかやろう」)でもなく、

自分を主語にして自分の責任で

「〇〇に困っている」「自分が心配している」などと伝えます。

 

また、感情は表現すべきでないと全て抑圧して態度で示すことでもありません。

従って、

1は不満を伝えるべきでないと感情を抑圧しているため受身的な態度となります。

3は相手を罵倒する言葉であり攻撃的となります。

4は態度で表現することが最も有効ということで作為的な態度となり、

1、3、4ともアサーティブな表現でありません。

2は、客観的な事実に対する自分の感情を自分を主語にして伝えているので、

これが最も適切なものとなります。

 

したがって、2が正解です。

 

※2011.1月号 テレコムフォーラム掲載問題(2010年12月2級試験より)