[もし検チャレンジ]2級試験(No.49 メディエーション)
もしもし検定のNSGコーポレーションです☆
皆様に、2級の試験問題をご紹介いたします。
メディエーションです。
【問題】
交渉(ネゴシエーション)と調停(メディエーション)について述べた説明文の中で、
誤っているものはどれですか。次の中から1つ選びなさい。
1.対立当事者のみでの交渉には、解決に限界がある。
2.交渉が暗礁に乗り上げれば、直ぐに調停を試みるのが適当である。
3.調停は第三者が関わるが、解決には限界がある。
4.メディエーターの関わりには、さまざまな方法、度合いがあり、
メディエーターが結論に影響を及ぼす型から、及ぼすことを避ける型もある。
※2024.3月号 テレコムフォーラム掲載問題(2級問題より)
さて、正解は2です。
2が誤りであり、正解。
交渉は、準備をしない交渉から、準備をした交渉もあり、
一度行った交渉が成功しないからといってあきらめるのではなく、
粘り強く交渉をすることが肝要であり、
安易に第三者の関わりを認めると、逆効果もある。
1は正しい。
交渉を当事者が合理的であり、
他者との関係の中で自己の利益を最大化するため、
常に理性的な判断ができるのであれば、
すべての紛争は、交渉によって解決することが可能になるかもしれない。
しかし、交渉における認知心理において検討したように、交渉の当事者から、
完全にバイアスを取り除くことは、不可能に近い。
3も正しい。
当事者の交渉による紛争の解決のみではなく、
古い時代から、人間の紛争には、
第三者が関与して解決するという手段がとられてきたが、限界もある。
4も正しい。
第三者が当事者に関与するにしても、
その仕方には、さまざまな方法、度合いがある。
評価型、妥協要請型等、それぞれ一長一短がある。