[もし検チャレンジ]3級・4級試験(No.45 日本語)
もしもし検定のNSGコーポレーションです☆
皆様に、3級・4級の過去問題をご紹介いたします。
日本語です。
【問題】
次の発言の中で、配慮に欠ける言葉が含まれないものはどれですか。1つ選びなさい。
1.「実に見事に土石流に埋もれています」
2.「幸い台風は北海道へ去ったようです」
3.「父兄が集まって防犯対策を話し合ったそうです」
4.「認知症は軽度の症状の内なら、トレーニングでかなり改善するらしいです」
※2018.3月号 テレコムフォーラム掲載問題(3級問題より)
さて、正解は『4』です。
人権を無視した言葉や人の不幸を喜ぶような発言を、うっかりしてしまわないように、
ビジネスでは絶えず緊張感を持って発言しなければなりません。
1.✖ 「見事に」はプラスの価値観をもった言葉です。
被害に遭った家の方の気持ちを思えば使えない言葉です。
2.✖ 「幸い」が、自己中心的な言葉で、北海道の人々が聞いたら怒りそうな発言です。
3.✖ 「父兄」は、男女差別の意識が残る前近代的な言葉です。
「親」と言い換えても、親がいない家庭もあり、もう一つ「子ども」に対する配慮が足りません。
「保護者」と言うのが無難です。
4.〇 「認知症」を「痴呆症」「ボケ」と言うならば、患者の気持ちを逆なでするかもしれませんが、
「認知症」はニュートラルな言葉として問題ありません。
したがって、4が正解です。