[もし検チャレンジ]1級試験(No.27 個人情報)

もしもし検定のNSGコーポレーションです☆

 

皆様に、1級の過去問題をご紹介いたします。

個人情報です。

 

【問題】

個人情報保護法やマイナンバー法の罰則についての記述で、適切なものはどれですか。

次の中から一つ選びなさい。

 

1.個人情報保護法の罰則は、刑事罰について規定したものである。

2.個人情報保護法はマイナンバー法に比べて罰則の種類が多く、法定刑も重くなっている。

3.個人情報保護委員会の命令違反に対する罰則は、50万円以下の罰金となっている。

4.従業員が不正に個人情報データベース等を提供または盗用した場合でも、罪に問われない。

 

※2023.11月号 テレコムフォーラム掲載問題(1級問題より)

 

 

 

 

 

 

さて、正解は『』です。

1.個人情報保護法の罰則は、刑事罰について規定したものであり、

民事賠償は含まれません。しかし、個人情報を漏洩した場合の賠償額は、

一人あたり数千円~数万円であり、被害者が多くなればなるほど、高くなります。

また、信用低下・復旧など間接的も損害も発生します。

 

2.マイナンバー法のほうが、個人情報保護法に比べると、罰則の種類が多く、

法定刑も重くなっています。

 

3.個人情報保護委員会の命令違反に対する罰則は、1年以下の懲役

または100万円以下の罰金(自然人)、1億円以下の罰金(法人)になっています。

 

4.従業員が不正な利益を図る目的で個人情報データベース等を提供または盗用した場合は

罪に問われます。1年以下の懲役または50万円以下の罰金(自然人)、

1億円以下の罰金(法人)となっています。

 

※参考

・デジタル庁/よくある質問:個人情報の保護について

Q5ー10 マイナンバー法にはどのような刑罰がありますか。

https://www.digital.go.jp/policies/mynumber_faq_05/