[間違えやすい問題]もしもし検定 2025年10月2級

もしもし検定のNSGコーポレーションです☆

 

もしもし検定を主催している公益財産法人日本電信電話ユーザ協会から

10月2級の正答率が低かった問題が2問、公開されました。

 

是非、試験対策、学習にお役立てください☆

 

【問1】

ビジネス会話で、立てるべき話し相手には敬語が必要になります。ここでは、慣用句やことわざなど決まり文句

(成句)をどう表現したらいいかを考えます。選択肢の下線の部分の言い方で適切なものはどれですか。

1つ選びなさい。

 

1.「来年のことをおっしゃれば鬼がわらうと申します」

2.「さすが、酸いも甘いも嚙み分けるベテランの味ですね」

3.「部長も、花よりお団子ですか」

4.「まさしく、似た者ご夫婦でいらっしゃる訳ですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【正解】2

【解説】

相手を立てる意識が強すぎると、慣用句やことわざなどの決まり文句(成句)に敬語を施してしまいがちです。

敬語の慣習的な決まりでは、その部分は敬語化する必要がありません。

1.×「来年のことを言えば鬼がわらう」の「言えば」を、尊敬語の「おっしゃれば」に替える必要はありません。

3.×「花より団子」の「団子」に美化語の「お」を付ける必要はありません。

4.×「似たもの夫婦」の「夫婦」に尊敬語の「ご」を付ける必要はありません。

一方、2.の「酸いも甘いも噛み分ける」は、敬語を使わないそのままの表現です。例えば、「噛み分けられる」

「お噛み分けになる」と敬語表現を取ったとすれば、成句が崩れてしまいます。このままの表現で構いません。

従って、正解は2.です。

 

 

【問2】

得意先の方と、ホテルにある日本料理レストランへ行ったところ、和食膳(折敷にご飯・汁物椀・おかず数品・

香の物が一緒に載ったもの)が用意されました。和食のマナーとして不適切なものはどれですか。

次の中から1つ選びなさい。

 

1.食べはじめは汁物→ご飯→おかずの順で食べ、香の物はおかずとおかずの間に口直しとして

食べるのが基本である。

2.おかずの小鉢を手元に寄せて食べる際は、自分の中心より左側にある器は左手で、右側にある器は

右手で取る。

3.ご飯のおかわりをするときは、ご飯を一口残した状態で、給仕の方にお願いする。

4.汁物の椀に蓋があるときは、食べ終わったら、元の通り蓋を被せておく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【正解】1

【解説】

友人同士などカジュアルな場面では気にしすぎなくてもよいと思いますが、ビジネスシーンでの会食では、

マナーを知っておくことで、自分も安心して食事ができ、相手にも不快な思いをさせずに済みます。

和食のマナーとして、2、3、4はこのとおりです。

1は、基本の食べ方としては、汁物→ご飯→おかずの順で食べ、おかずからおかずへいかず、間にご飯を

食べます。口の中で、味が混ざらずに和食の味付けを美味しく楽しめます。香の物は、最後に食べるもので、

おかずの間の口直しではありません。また、食べ始めからいきなり香の物を食べると、たいしたおかずがないという

意味になるとも言われます。