[間違えやすい問題] もしもし検定 2021年6月2級
6月のもしもし検定受験、おつかれさまでした。合否通知もお手元に届いている頃かと思います。
もしもし検定を主催している公益財団法人日本電信電話ユーザ協会より、
6月2級の正答率が低かった問題2問が公開されています。
2級を受験された方は、ぜひ答え合わせをおこなってみてください!
●ツール
次のア・イの文章は、メールの設定に関する説明文です。次の選択肢の中から適切な組み合わせを1つ選びなさい。
ア.本文中に、自社のWebサイトのURLを記述し送信する。受信者がそれをクリックしたら、自社のWebサイトと全く違うサイトが表示されるように設定できる。
イ.受信者が、届いたメールに返信ボタンを使って返信する時、Fromにある送信者とは別のアドレスをToに設定することができる。
【選択肢】
1.アもイも正しい記述
2.アもイも誤りの記述
3.アは正しい記述だが、イは誤りの記述
4.アは誤りの記述だが、イは正しい記述
【問5】 1
(解説)
アもイもメールで設定できるものですが、スパムメール(迷惑メール)など悪用されることもあるので注意が必要です。
アはHTMLで作成するとき、特定の文字列にリンクを埋め込むことで、表示された文字とリンク先が全く異なるように設定できます。
イは、メールの送信機能(Reply-toヘッダー)の設定で可能です。
●メディエーション
メディエーションにおいて傾聴のスキルを活用する目的のうち、最も重要なものはどれですか。次の中から1つ選びなさい。
1.当事者の要求・主張を明確にするため
2.当事者の利害・本音を分析するため
3.当事者の課題を効率的に解決するため
4.当事者自身に十分に話してもらうため
【問17】 2
(解説)
当事者自身に十分話してもらうのは、当事者の要求・主張を明確にする意味でも当然である。
しかし、当事者が話す要求・主張は「氷山の一角」であり、その背後にある表現しきれない利害・本音は、
当事者自身も自覚出来ていない場合もあり、それを分析するためにも十分に傾聴する必要がある。
傾聴スキルを活用する最も重要な目的は、当事者の要求・主張の背景にある利害・本音の探索のためである。
また、当事者の課題解決は、当事者の要求・主張の背景にある利害・本音を探索しながらになるため、
効率的な解決手法とは言い難い。よってメディエーションにおける傾聴は効率的に進めることが目的ではない。