[間違えやすい問題] もしもし検定 2022年7月3級

7月のもしもし検定受験、おつかれさまでした。

もしもし検定を主催している公益財団法人日本電信電話ユーザ協会より、
7月3級の正答率が低かった問題2問が公開されています。
3級を受験された方は、ぜひ答え合わせをおこなってみてください!

 

1問目

接頭語の「お」と「ご」の使い分けで、正しいものはどれですか。次の中から1つ選びなさい。

 

1.「なかなか立派な行いですね」

2.「事業提案はいただいておりましたでしょうか」

3.「メールでいただけませんか」

4.「当番の方はどなたですか」

 

 

 

 

 

 

【正解】 4

 

接頭語の「お」「ご」は、尊敬語、謙譲語、美化語でも使いますが、後の言葉によって、慣用で付きにくいものがあります。

1.のように「お」や「ご」で始まる言葉には原則付きません。「お男」「ご胡麻」「お誤解」などとは言いません。

2.のように長い複合語には原則付きません。この場合も「提案」だけなら付きます。他の例では、「お玄関」は可で、「お正面玄関」は不可。「ご結婚」は可で、「ご恋愛結婚」は不可です。

3.のように、カタカナ語には原則付きません。例外は「おトイレ」くらいなものでしょうか。「おビール」がおかしいというのは、こうした理由からです。

4.の問題。漢語には「ご」、和語には「お」という原則から外れていますが、今では多くの漢語にも「お」が付くようになりました。「お時間」「お天気」「お弁当」「お電話」なども「お」で問題はありません。

 

 

2問目

午前10時、上司宛に得意先の吉川部長から会社に電話が入りました。上司は社内会議に11時まで出席しています。吉川部長からは急ぎの用件で至急連絡を取りたいとのことでしたので、会議中の上司に用件を伝えます。伝える方法として最も適したものはどれですか。次の中から1つ選びなさい。なお、上司はノートPCを会議室に持ち込んでいません。

 

1.会議室の入り口から上司に声をかけて呼び出し、会議室の外で用件を伝える。

2.会議室に静かに入室し、無言で用件を書いたメモを上司に渡す。

3.会議室に静かに入室し、上司に「お電話がありました」と声をかけて、用件を書いたメモを渡す。

4.会議室にいる上司の携帯にSMS(ショートメッセージ)を送る。

 

 

 

 

 

 

【正解】 

 

1や3のように、声を出すと会議の進行を妨げる可能性がありますから、基本は無言でメモを渡して知らせます。したがって、会議中の上司への伝言は、2のように会議の邪魔にならないように静かに入室し、簡潔に用件を書いたメモを上司に渡します。メモを渡す時も声を出しませんが、目礼して失礼のないようにしましょう。4は、会議中ということもあり、メッセージに気づくとは限りません。社内会議でしたら、会議室に行ってメモを渡すのが一番確実です。