[間違えやすい問題] もしもし検定 2023年6月2級

6月のもしもし検定受験、おつかれさまでした。合否通知もお手元に届いている頃かと思います。

もしもし検定を主催している公益財団法人日本電信電話ユーザ協会より、
6月2級の正答率が低かった問題2問が公開されています。
2級を受験された方は、ぜひ答え合わせをおこなってみてください!

 

【1問目】
丁寧に言ったつもりで、ついうっかり「お」を付けたばかりに不適切な表現になることがあります。
次の4つの言い方の中で適切なのはどれですか。1つ選びなさい。

 

1.「どうぞこの次は、お誘い合わせていらっしゃいませ」
2.「当店では現金では、お買い求めできません」
3.「部長の田中なら昨年から子会社に出向してお勤めをしています」
4.「どうぞお楽しみになさっていてください」

 

 

 

 

 

 

 

 

【正解】4

【解説】1.「お誘い合わせて」と「て」では、動詞「誘い合わす」に謙譲表現である「お(ご)~する」を当てはめた形となってしまい、不適切です。
「お誘いあわせで」「お誘いあわせの上」なら、動詞が名詞となって問題ありません。

2.「お~できる」は「お(ご)~する」の可能形なので、相手の行為の場合は「お(ご)~になれる」というのが正しい言い方です。
すなわち「お買い求めになれません」が正しい言い方です。

3.立てるべき他社の相手には、自社の部長に「お勤め」と尊敬語を付けるのはおかしい。
「勤めております」が正しい。

4.「お楽しみにしてください」なら間違いだが「お(ご)~になさる」型の尊敬表現で正しい。
従って、4.の「お」の使い方だけが正しい。

 

【2問目】
取引先に商品説明会のご案内を送ります。社外文書作成のルールとして正しいものはどれですか。
次の中から1つ選びなさい。

1.用紙の右上に文書作成日を記載した。
2.宛名は取引先の代表取締役名にして、発信者は文書作成者名にした。
3.頭語は拝啓、結語は謹白にした。
4.文末に問い合わせ先の電話番号を記載した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【正解】4
【解説】
×1.文書の日付は、作成日ではなく発信した日を記載します。
×2.相手が代表取締役の場合、発信者の職位は同格の代表取締役にするのが礼儀です。
×3.頭語と結語の組み合わせには決まりがあります。頭語が拝啓の場合、結語は敬具が
一般的ですが、敬白や拝具も使えます。また、謹白はあらたまった文書で使われる
結語で、頭語の謹啓とペアで使われることが多いです。
〇4. 文末には問い合わせ先として、担当者名と電話番号を記載すると親切です。右下に
記載します。