[間違えやすい問題] もしもし検定 2025年3月3級

もしもし検定を主催している公益財団法人日本電信電話ユーザ協会より、
3月3級の正答率が低かった問題2問が公開されています。
3級を受験された方は、ぜひ答え合わせをおこなってみてください!

 

 

【1問目】

社内報を作成する係として、上司に出来上がったばかりの冊子を読んでもらう場合の言い方として、

適切でない言い方はどれですか。1つ選びなさい。

 

1.「ご覧ください」

2.「ご拝読ください」

3.「お読みください」

4.「ご一読ください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【正解】2

【解説】

上司が「読む」行為に不適切な敬語表現があるかどうかを見つける問題です。

1.「ご覧」は、「読む・見る」の尊敬語なので適切です。

3.「お〇〇ください」という尊敬表現のパターンに入っているので適切です。

4.「ご〇〇ください」という尊敬表現のパターンに入っているので適切です。

一方、2.は「ご○○ください」の尊敬表現のパターンのようですが、「拝読」は、謙譲語

なので、尊敬のパターンに入れると矛盾になり不適切です。行為の主体が変らない場合は、

尊敬と謙譲は混合して使わないようにしましょう。

 

【2問目】

お客様を出迎えて応接室に案内する行動の中で、不適切な対応はどれですか。

次の中から1つ選びなさい。

 

1.出迎えたら、「いらっしゃいませ。応接室にご案内します」と言って移動する。

2.エレベーターでは、「どうぞお入りください」と言って、先に入ってもらう。

3.廊下では、お客様に「どうぞ右側をお歩きください」と言って歩く。

4.応接室では、ソファ席を指して「あちらのお席におかけください」と席を勧める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【正解】3

【解説】

1.笑顔で挨拶し、これから案内する場所を伝えます。

2.エレベーターの乗り降りは、基本はお客様が先です。このとき、エレベーターの扉が自動的に

閉まってお客様を挟んでしまわないよう、安全に配慮しましょう。

3.廊下では、お客様が真ん中を歩けるよう、案内者が端を歩くようにします。緊急時を除いて、

お客様にこちら側を歩くようにと指示することはありません。

4.応接室の上座はソファ席ですので、このとおりです。