[間違えやすい問題]もしもし検定 2026年8月1級
もしもし検定のNSGコーポレーションです☆
もしもし検定を主催している公益財産法人日本電信電話ユーザ協会から8月1級の正答率が低かった問題が2問、
公開されました。
是非、試験対策、学習にお役立てください☆
【問1】
本来とは違う意味で使うようになってきた言葉や慣用句が増えています。
次の文の下線で示した4つの言葉について、本来の意味と、現在使われるようになった意味の組み合わせが
正しくない選択肢があります。1つ選びなさい。
1.「*付かぬ事*を伺いますが…」 本来:それまでの話と関係のないこと。
現在:些細でつまらないこと。
2.「彼には*役不足*の仕事だ」 本来:本人の力量に対して役目が重すぎること。
現在:本人の力量に対して役目が軽すぎること。
3.「あの人は、*悪運が強い*」 本来:悪い行いをしたのに、報いを受けずにいる。
現在:悪い状況になっても、うまく助かる。
4.「彼の発言に皆が*失笑した*」 本来:こらえ切れず吹き出して笑う。
現在:笑いも出ないくらい、あきれる。
【正解】2
【解説】
文化庁では、「国語に関する世論調査」を毎年行い、時代とともに変わりゆく日本語の姿を捉えようとしています。
選択肢に挙げているのは、その中からピックアップした4つの言葉です。
1.○ 令和6年の調査で、「付かぬ事」の意味を、本来の「それまでの話と関係のないこと」と答えた人は、
全体の45.6%でした。一方、新しい意味の「些細でつまらないこと」と答えた人は41.6%で、両方の意味が拮抗
しています。世代差があり、60 代以上では、本来の意味を回答した人が多く、30代以下で、新しい意味を回答する
人が多くなっています。
2.× 「役不足」の本来の意味は、「本人の力量に対して役目が軽すぎること」ですが、最近では、「本人の力量に
対して役目が重すぎること」だと考える人が増えています。2の選択肢は、本来の意味と現在よく使われている新し
い意味が逆になっているため、正しくない選択肢は「2」です。
令和6年の調査では、本来の意味を回答した人は45.1%だったのに対して、新しい意味を回答した人は48.9%で、
新しい意味のほうを選択する人が多くなりました。
3.○ 令和5年の調査で、「悪運が強い」の意味を、本来の「悪い行いをしたのに、報いを受けずにいる」と答えた人
は、全体の24.3%でした。それに対し、新しい意味の「悪い状況になっても、うまく助かる」と答えた人は、67.2%で、新しい意味だと考え
る人が本来の意味を大きく上回る結果となりました。
4.○ 令和5年の調査で、「失笑する」の意味を、本来の「こらえ切れず吹き出して笑う」と答えた人は、全体の
26.4%でした。それに対し、新しい意味の「笑いも出ないくらい、あきれる」と答えた人は、67.0%でした。
これも、本来の意味とされてきたものとは異なる方が多く選択される結果となりました。
言葉は、年月とともに変わっていくものです。
かつては規範的だと考えられていた言葉が現代では通用しなくなったり、使い方が変わっていたりするケースは少
なくありません。意味や使い方に「ゆれ」が生じている言葉については、相手にどのように伝わるかを考慮し、誤
解がないよう違う言葉で伝えたり言い添えたりして、人との伝え合いをより的確に行えるよう工夫する姿勢が求め
られます。
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【問2】
メディエーションでは、当事者(申立人、相手方)の言葉を、メディエーターが言い方を換えて伝える場面があります。
以下のア.~オ.の記述のうち、その技法はいくつありますか。選択肢1.~4.の中から正しいものを1つ選びなさい。
ア.言い換え(Paraphrasing)
イ.枠組みを揺さぶる(Reframing)
ウ.要約(Summarizing)
エ.フィードバック(Feedback)
オ.開かれた質問(Open Ended Question)
【選択肢】
1.1つ
2.2つ
3.3つ
4.4つ
【正解】3
【解説】
メディエーションでは、積極的傾聴(Active Listening)をする際に当事者
(申立人、相手方)の言葉を言い換える場面があります。
それぞれ目的や背景の違いがありますが、当事者(申立人、相手方)の言葉をメディエーターが
言い換えて伝え返すという点においては以下の3つが該当します。
言い換え(Paraphrasing)
枠組みを揺さぶる(Reframing)
要約(Summarizing)
したがって正解は3です。
なお、「言い換え」は、当事者の発言の趣旨を変えないように言葉を変えることを指しますが、
「枠組みを揺さぶる」場合は、当事者が必ずしも気づいていない別の角度からより介入的に言葉を変えたり
付け加えたりする技法です。要約は、発言の趣旨をよりコンパクトにまとめる技法です。

