７月のもしもし検定受験、おつかれさまでした。

もしもし検定を主催している公益財団法人日本電信電話ユーザ協会より、
７月３級の正答率が低かった問題２問が公開されています。
３級を受験された方は、ぜひ答え合わせをおこなってみてください！

 

【1問目】

「話し言葉」では、言葉の調子で文法的にはおかしい省略した表現がよく聞かれます。
きちんとしたフォーマルな会話での使用は、出来れば避けたいものです。次の選択肢の
会話の中の下線を引いた言葉で、省略した表現ではないものはどれですか。
１つ選びなさい。

 

 

１．「正直、これ以下の値段では赤字になってしまいます」
２．「一か月ダイエットをしました。結果、体重が３キロ減りました」
３．「確か、以前お会いしたことがありましたね」
４．「原則、私どもの会社では１度は海外の転勤があります」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【正解】３
【解説】文法的には、副詞なら問題の無い使い方です。
×１．「正直」は、名詞または形容動詞の語幹です。「正直に申しますと…」などと言う
べきで、副詞的な用い方は、省略された言い方です。
×２．「結果」は名詞で、「その結果は」「その結果として」などが省略されています。
〇３．「確か」は形容動詞と副詞の２つの品詞があります。ここでは副詞として用いて
いますので問題はありません。
×４．「原則」は名詞または形容動詞の語幹です。「原則としましては…」「原則的には…」
などを省略した言い方です。
従って、正解は３です

 

 

 

 

 

 

【2問目】

ビジネスコミュニケーションでは、メールなどで文字を書いて通信する場合も多くなり、
漢字の間違いに注意する必要があります。次の四字熟語について、漢字の表記が
正しいものはどれですか。１つ選びなさい。

 

 

１．一心同体
２．自我自賛
３．危機一発
４．時期早尚

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【正解】１
【解説】
〇１．「一心同体」（いっしんどうたい）は、多くの人が心を一つにすることの意味。
「一身同体」と書き間違いやすい。
×２．「自画自賛」（じがじさん）が正しい。自分で自分をほめること。
その意味で「自我」と間違いやすい。
×３．「危機一髪」（ききいっぱつ）が正しい。
１本の髪の毛ほどのほんのわずかな時間で危険に陥りやすいこと。「一発」と間違いやすい。
×４．「時期尚早」（じきしょうそう）が正しい。
時期がまだ早いという意味で、間違って「早尚」（そうしょう）と言う人がかなりいます。
従って、正しい表記のものは１．です。